1933(昭和8)年完成の戸町隧道。
日頃から漏水が絶えず、いつ壊れるかと心配されるトンネルです。個人的には「失礼な!」と思うのですが・・・。
小菅修船場の機械室内にある水を見ていただければわかりますが、ここは真水になります。海に近いこの場所で真水があるとは驚きです。と同時に戸町と小菅は水が豊富だと言う事です。
現在、戸町隧道とマンションがある場所はかつて親岳と言う山がありました。察するに戸町岳から流れる水が戸町浦と小菅浦に。そして親岳の地下に流れたのでしょう。なので、平時でも戸町隧道は漏水するのだと思います。
戸町隧道はボロトンネルではなく、元々、水道(みずみち)に隧道掘削を行ったのだと考えます。
1926(大正15)年に日見隧道が完成していますが、戸町隧道は雰囲気がよく似ています(たぶん)。
形状が馬蹄形の2つのトンネルはとても美しく思えますが、私だけでしょうか。
みなさん、この2つのトンネルを通過する時は労いの言葉をかけて下さい。
Commentaires