平瀬町に立派なクスノキがあります。
このクスノキには「土井首中学校第3回卒業生記念樹」というプレートが付いていています。
現在、大型店舗が建っていますが、その昔、ここには木造校舎の土井首中学校がありました。その時の卒業生が植樹したクスノキが今も残っているのです。
昭和22年に全国で中学校制度が始まりましたので、この記念樹は昭和25年か26年の卒業生になると思います。
当時は土井首中学校と水産高校(現、鶴洋高校)がありました。現在はそれぞれ違う場所に移転しました。
当時の平瀬一帯は戦前からの水産場の工場や燃料・部品等の工場、製材所があったと言われています。賑やかな場所に学校があったのでしょうね。
場所は江川の湾の東側に位置し、深堀や香焼との往来もあったでしょう。今と違って船の往来が重要視されていた時代です。当時の情景が目に浮かびます。
このクスノキはこれからも平瀬の移り変わりを見続けて行くでしょう(おちや)。
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